
みなさんこんにちは。
ブログ担当技師です。
今回は、MRI・エコー検査で見つかった「悪性を否定できない」乳腺腫瘍の症例についてご紹介します。
■症例背景
乳房のしこりを主訴に当院を受診。
エコーと造影MRIを実施し、「悪性を否定できない」腫瘍を認めました。
■症例画像
エコー画像(赤〇が腫瘍です)図①
MRI画像(赤〇が腫瘍です)図②
エコー(図①)、MRI(図②)ともに約4cmの大きな分葉形腫瘍を認めました。
エコーでは腫瘍の内部にスリット構造が見られ、葉状腫瘍を疑いましたが、悪性の可能性が否定できませんでした。
造影MRIでは造影増強効果は緩徐で、形態的には葉状腫瘍が疑われましたが、一部に拡散制限とADC低下領域もあり、悪性が否定できませんでした。
良悪性の鑑別が必要であり、腫瘍のサイズも大きいことから、当日中に当院から専門施設へ紹介となりました。
後日、紹介先の専門施設より「指摘どおり葉状腫瘍を疑いましたが、生検の結果は粘液がんであり、手術となりました」という内容の返書がありました。
「良性を疑うが悪性も否定できない」という所見は、臨床ではしばしば遭遇します。
今回の症例は、「おそらく良性なので様子を見ましょう」とせず、「良性かもしれないけれど、念のため専門施設で診てもらいましょう」と判断したことが、早期診断につながった一例でした。
スピーディーに専門施設への紹介ができるのは、当院の強みの一つです。
適切な診断・治療へ円滑につながるよう、スタッフ一同、安心してご相談いただける環境づくりと、迅速かつ丁寧な対応に努めています。
■まとめ
乳がんは、定期的な健康診断や、月に一度のセルフチェックなどで早期発見することがとても重要です。
閉経前の方は毎月、月経終了1週間後に、閉経後の方は日にちを決めてセルフチェックを行いましょう。
下記リンク先にも乳腺病変についてまとめた症例ブログがありますので、ぜひご参照ください。
【セルフチェックのポイント】
・乳房や脇周辺に、しこりやつっぱりなどの違和感がないか
・乳頭から分泌液が出ていないか
・鏡で見て、左右の違いがないか
健康診断で異常があった場合や、セルフチェックで「いつもと違う気がする」など、何か変化に気が付いた方は、当院までお気軽にご相談くださいませ。
また、症状のない方や、マンモグラフィの痛みに耐えられないものの乳腺の検査を検討している方に向けて、当院では「ALL IN ONEドック」「レディースドック」「乳腺ドック」など、さまざまなドックをご用意しております。
乳腺MRIや乳腺エコーは、マンモグラフィとは異なり、乳房を挟まずに検査ができるため、痛みはありません。
気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
電話番号:06-6990-6070
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