MRI検査で見つかった聴神経腫瘍
- 2025年12月19日
- 症例,その他(Other)
みなさんこんにちは!
ブログ担当技師です。
今回は聴神経腫瘍の症例ついてご紹介します。
■症例背景
今年から左難聴が有り。放置されており検診にて指摘され、MRIで検査となった。
■症例画像
聴器MRI画像(横断像)

聴器MRI画像(矢断像)

聴器MRI画像(冠状断像)

聴器MRI画像(冠状断像)

症例画像から図1~図4は聴神経腫瘍の画像です。
〇内に聴神経腫瘍を示します。
聴神経腫瘍とは、内耳から脳に渡る内耳神経に発生する良性腫瘍です。画像に示すように腫瘍が大きくなると神経を圧迫し症状が生じます。
● 主な症状
・耳鳴
・難聴
・めまい
・立ち眩み
症状が進むと顔面神経麻痺や歩行障害などを発症することもあります。聴神経腫瘍は、ゆっくり成長していく腫瘍であり、症状が出にくいため、気づきにくいとされています。
■まとめ
MRI検査によって聴神経腫瘍が見つかった症例です。上記の症状に心当たりがあれば、放置せずに早めの検査をおすすめいたします。
MRIを行うことで聴神経の観察ができるため、聴神経腫瘍の発見に役立ちます。また治療を行う他施設へのご紹介も可能です。
症状のある方は保険で検査が可能ですので、お気軽に当院までご相談下さいませ。
次はどんな症例でしょうか。お楽しみに!
電話番号:06-6990-6070