乳がん Breast cancer|新大阪画像の森診断クリニック|大阪の画像診断専門クリニック

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乳がん Breast cancer

みなさんこんにちは!​

ブログ担当技師です。​

今回は乳がんについてご紹介します!​

乳がんとは、乳腺組織に発生するがんです。​ ​

乳がんは9人に1人がかかるといわれています。​

早期発見や小さい時に見つけると、治る可能性の高い病気です。​

​ 乳がんの発生要因には​

・初経年齢が早い​

・閉経年齢が早い​

・出産経験がない​

・初産年齢が遅い​

・授乳歴がない

​ ・飲酒​

・閉経後の肥満​

・第一親(自分の親または子)等の乳がんの既往​

などたくさんのリスクが考えられています。​ ​

 

上記のリスクをおさえていただき、乳房の解剖をご紹介します!​ ​

乳房は、乳腺と脂肪組織から成り立っています。​ ​

乳腺とは、乳頭を中心として放射状に乳管と小葉があります。​

小葉には、母乳を作る役割があり、乳管には母乳を乳頭まで運ぶ役割があります。​ ​

 

​ 乳がんの発生部位は約90%以上が乳管、約5~10%程小葉から発生します。​ ​

 

 

また乳房には、区域があります。​

乳頭を中心に5区域あります。​

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

領域名:がんの発生確率​

A:内上領域:約20%    ​ ​B:内下領域:約5%​

C:外上領域:約50%​ ​    D:外下領域:約13%​

E:乳輪下領域:約5%​ ​

 

外上領域ががんの発生が一番多いです。​

また、乳がんの転移しやすい部位は、乳房近くのリンパ節、脳・骨・肺・肝臓など遠くの​臓器に転移する可能性があります。​ ​

あまり知られていないかもしれませんが、乳がんは女性だけが発生する病気ではありません!​

男性も発生する可能性はあります。​ ​

 

では、次にMRI画像をご紹介します。​

上の画像は、MRI検査の造影画像です。

​ 〇印の中に塊があるのが分かります。​ ​

まず、がんは血流が速いため造影の検査では、早期に染まりすぐウォッシュアウト(洗い出し)されるため、早期相では高信号(白色)・遅延相では低信号(灰色)になるのが一般的です。​

ですが、今回の画像は二枚とも高信号(白色)になっているのが分かると思います。​​ ​​

では画像の塊は、がんではないのでしょうか?​​

他の画像もご紹介します。​

上の画像は、MRI検査のDWI(拡散強調)画像というものです。​ ​

DWIは悪性腫瘍を検出するのによく使用される撮影法です。

​ がんのように比較的硬くて、細胞密度が高い腫瘤が高信号(白色)、ADCでは低信号(黒色)に描出されます。​ ​

画像見ていただくと、DWI=高信号(白色)、ADC=低信号(黒色)になっているのが分かると​思います。​ ​ ​

今回は、この画像がきっかけで生検検査になり乳がんの診断になりました。​

その後、手術による治療が行われました。​ ​

 

がんは特殊なパターンもあるということです。​ ​

 

乳がんの治療法は、手術・放射線治療・薬物療法があります。​ ​

基本的には、手術でがんを取り除くことが多いです。​

がんの状態によって放射線治療や薬物療法を組み合わせて行います。​

 

乳がんの症状は、乳房のしこり・左右非対称・乳頭から分泌液・乳房にえくぼのような​へこみなど自分で気が付く場合が多いです。​ ​

検査や日常的に自己チェックを行うことで早期発見できる可能性があります。​ ​

また当院では、ドックや保険診療での乳腺MRI・エコー検査が可能です。​

※マンモグラフィのように乳房をはさんで圧迫することはありません。​ ​

 

何かご質問や不安点ございましたらお気軽にお問い合わせください。​ ​ ​

 

それではまた次回の症例ブログでお会いしましょう!​ ​

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