TFCC損傷(三角線維軟骨複合体)|新大阪画像の森診断クリニック|大阪の画像診断専門クリニック

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TFCC損傷(三角線維軟骨複合体)|新大阪画像の森診断クリニック|大阪の画像診断専門クリニック

TFCC損傷(三角線維軟骨複合体)

みなさんこんにちは!​​​

ブログ担当技師です。​​​

​​今回はTFCC損傷の症例ついてご紹介します。

TFCC損傷(三角線維軟骨複合体)

■ 症例背景

通勤中に転倒して右手をついて受傷され、右手関節痛が続いているため受診された。

■症例画像

正常MRI画像(冠状断像) 

 正常MRI画像(冠状断像)

TFCC損傷MRI画像(冠状断像)

TFCC損傷MRI画像(冠状断像)

正常MRI画像(矢状断像)

正常MRI画像(矢状断像)  

TFCC損傷MRI画像(矢状断像)

TFCC損傷MRI画像(矢状断像)

 

TFCC(三角線維軟骨複合体)は、手首の小指側にある組織で、手首の安定性やスムーズな動きを助ける役割をしています。

軟骨、靭帯、腱などの軟部組織で構成され、手首に加わる力を調整する緩衝材のような働きを担っています。

説明

症例画像から図2・図4 〇内にTFCCの損傷を示しています。

正常では靱帯や腱は黒く描出されますが、損傷では、白く高信号に描出されます。

TFCC損傷は、主に転倒やスポーツなどによる外傷や手首の使い過ぎが原因で起こります。

治療には、保存療法(ギブスなどで安静にする)がありますが、症状が改善しない場合や損傷が重度である場合には、手術療法が適用されます。

■よくある症状

  • 手首の小指側の痛み
  • 動作時の痛み(ドアノブを回すなど)
  • 不安定感
  • 音やクリック感(ポキポキ・ゴリゴリといった音)
  • 腫れ
  • 可動域の制限
  • 握力低下
  • 手の神経症状(痺れなど)

■まとめ

MRI検査によってTFCC損傷が見つかった症例です。上記のよくある症状に心当たりがあれば、放置せずに早めの検査をおすすめいたします。

TFCC損傷の診断にはMRIを行うことが必要であり、整形外科へのご紹介も可能です。

症状のある方は保険で検査が可能ですので、お気軽に当院までご相談下さいませ。

電話番号:06-6990-6070

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