現代の医療において画像診断は大きな役割を占めており、しっかりとした画像診断は医療の質を保証する第一歩といえます。
私は、長年遠隔画像診断に携わり全国から寄せられる様々な画像を読影してきました。その読影においては、医師が画像を慎重に確認することは当然ですが、撮影を含む画像の質も非常に重要となります。そもそも画像が適切に撮影されていなければ、どんなに優秀な医師が時間をかけて読影しても、写っていないものを正しく読むことはできません。日本の保険制度では同部位、同様の検査機器であれば、同じ料金となります。しかし画像の質は玉石混交であり、患者さんは画像の質によって不利益を被る可能性が大いにあるのが現実です。
また近年、乳がんの早期発見にMRIが用いられるようになり、従来のマンモグラフィーのように痛みを伴うことなく、高精度な診断を受けていただくことができるようになっています。しかし、ときに検査コストを重視しすぎたり、慣例的な検診に依存しすぎたりすると、その選択により受けた検査が、結果として無駄になってしまうことがあります。
これらのような事態を防ぎ、患者さんが無駄のない適切で的確な検査を受けられるように丁寧に画像の撮影と診断を行うことが当院の大きな役割と考えています。
私たち新大阪画像の森診断クリニックは、一つ一つの症例に真摯に向き合い、画像診断の元となる画像を最高の条件で撮影し、見落としの無い精度の高い診断とわかりやすい診断レポートを提供するように努めてまいります。また安心してゆったりと検査を受けていただけるような空間作りにも配慮しております。
「地域の画像診断センター」としてお役に立てるよう尽力してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
新大阪画像の森診断クリニック 院長
堀江 仁志