肋骨骨折と二分肋骨 Rib fracture&Bifid rib|新大阪画像の森診断クリニック|大阪の画像診断専門クリニック

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肋骨骨折と二分肋骨 Rib fracture&Bifid rib

みなさんこんにちは!​​​

ブログ担当技師です。​​​

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今回は肋骨骨折ついてご紹介します。​

では始めに肋骨の解剖を見ていきましょう!​

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​​肋骨とは、胸部を覆う骨のことです。​ あばら骨とも言われ、左右12対あります。​ ​

第1~7肋骨は真肋、第8~12肋骨を仮肋に分類されます。​ ​ ​

 

次は、肋骨骨折の画像をご紹介します。​ ​

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画像1はCT検査の骨条件の画像、画像2はCT検査の画像を3Dで作成したものです。​

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正常な肋骨は、画像1の左肋骨のようにまっすぐ何も亀裂がない状態です。​​

では次に、画像1の右肋骨と画像2の丸印の中を見てもらうと、どちらも骨に線が入っていると思います。

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上記の理由から、右の肋骨は骨折していると考えられます。​ ​

 

肋骨骨折の原因は、転倒・スポーツでの怪我・交通事故・骨粗しょう症により骨が弱くなり、くしゃみや咳、寝返りで起こったりと様々な要因があります。

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肋骨骨折の症状はいくつかあります。​

・骨折部分に強い痛みが出現​​

(深呼吸やくしゃみ、咳、体をねじったりした際悪化する場合があります。)​​

・腫れ​​

・皮下出血​​

・呼吸しにくい、息苦しさ  などがあります。​

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高齢者の方や多発肋骨骨折を放置すると、肋骨内にある肺や心臓などの臓器損傷を​ 合併してしまう可能性があります。​ ​

また、呼吸時に痛みが出るので呼吸が浅くなってしまい、肺炎や無気肺のリスクが​ 高くなります。​

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治療法は、安静にしていただきコルセットや鎮痛薬の内服、湿布などで回復を待つのが​ ほとんどです。​

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最後に、肋骨の奇形を一つご紹介します!​

上の画像の丸印を見ていただくと、前側の肋骨の先端が二つに分かれているのが分かります。

​これは、二分肋骨といい肋骨の形態異常の一種です。​

​フォーク状肋骨とも呼ばれており、発達上の奇形症候群であるゴーリン症候群​ (基底細胞母斑症候群)との関連も報告されています。

​ ​二分肋骨は第4.5肋骨の発生が多いとされており、どの年齢の方にも見られます。​ ​

 

もし、何か症状や気になることなどございましたら保険診療で検査が可能です。​ ​

ご質問やご不安点ございましたらお気軽にお問い合わせください。​ ​ ​

 

では、次の症例ブログで!​

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